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リニア着工容認に抗議/共産党静岡県委が県に

 静岡県の鈴木康友知事がリニア中央新幹線(静岡工区)の着工「容認」を表明したことを巡って日本共産党静岡県委員会は17日、県庁を訪れて抗議と撤回を求める申し入れを行いました。参加者は、リニア建設を巡るさまざまな懸念・問題点が解消されておらず、県民の理解も進んだとは言えないことなどを指摘し、「県知事の判断は容認できません」と訴えました。

 申し入れは森大介県委員長をはじめ、鈴木せつ子(前県議)、小黒こうへいの両県議候補らが参加。リニア工事に関係する市町から、鈴木あけみ(静岡市議)、大石いわお(吉田町議)、奥野寿夫(菊川市議)の各氏も駆け付けました。

 県の担当者に申し入れ書を手渡した鈴木氏は、県知事が「県民の理解が進んだ」「法令上の手続きが済んだ」などとして「容認」を決断したが、「住民説明会には1会場当たり約50人、全体で1137人しか参加していません」と指摘。また、トンネル工事による湧水の科学的な解明や、流出した水の全量戻しについての実効性の確認などはされておらず、法令上の手続きが完了しても懸念は払拭されていないと述べました。

 その上で、リニア事業は建設費も11兆円を超え、新幹線の4倍もの電力を消費し、残土処分計画もずさんだと指摘。「リニアが本当に必要なのかどうか、立ち止まって冷静に考えるべきです」と語りました。

しんぶん赤旗 18日付

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