
静岡県の日本共産党西部地区委員会は16日、浜松市で排外主義を考えるつどいを開きました。井上哲士前参院議員が、50人超の参加者からの質問に答えながら意見交換しました。
井上氏は、「一部の外国人による違法行為に、国民が不安を感じている」とした高市首相の所信表明演説にふれつつ、暮らしの苦しみの根源を覆い隠し、連帯を妨げる排外主義を克服する意義を強調しました。その上で、夏の参院選での参政党・神谷代表による演説の内容を具体的にたどりながら、いかに事実に反しているかを明らかにし,「国民の自民党政治に対する不満の原因を『外国人優遇』にすりかえている」と批判。事実と道理にもとづき排外主義の危険性を明らかにし、断固として抗議することを呼びかけました。
質疑応答では、「参政党がめざすのはどんな社会なのか」との質問が出されました。井上氏は、「国民の苦難軽減でなく戦前回帰をめざしている」とし、同党がこれまでの右翼的党派と違い、自民党政治を批判しーとも踏まえ、その思いを共ていることを指摘。選挙を棄権してきた人たちが「政治を変えてほしい」の思いで参政党に投票していることも踏まえ、その思いを共有して政治の展望を示す対話が大事だと述べて、「日本共産党のがんばり時です」と訴えました。










