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政党間の力関係 4年でどう変わった?

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「共闘勢力」比例も議席も前進

市民と野党 積み重ねの成果示す

 日本共産党の志位和夫委員長が10日の国会議員団総会で明らかにしたように、今回の総選挙で自民、公明の「与党勢力」は、前回総選挙(2017年10月)の結果と比べると比例得票数を増やしたものの議席数を減らし、一方で共産党や立憲民主党などの「共闘勢力」は比例得票数でも議席数でも前進しています。今回の総選挙について、公示前勢力との比較だけで「自民勝利、維新躍進、共闘惨敗」などと伝える報道もありますが、冷静に結果を見ることが必要です。

志位氏は、政党の政治的立場を、「与党勢力」、「与党の補完勢力」、「共闘勢力」の三つに分類し、前回総選挙と今回総選挙の結果を比較した数字を明らかにしました。

「与党勢力」 比例票増も議席減

 「与党勢力」――自民党と公明党は、比例得票数で2553万票から2703万票に150万票増やしていますが、議席では310議席から291議席に減らしています。これは今回の総選挙での野党共闘による候補者一本化によるものにほかなりません。

「補完勢力」 比例票も議席も減

 「与党の補完勢力」は、その全体では比例得票数を1306万票から805万票に減らし、議席数を61議席から41議席へと減らしています。

 前回総選挙では、選挙直前に小池百合子都知事が突然結党した希望の党が存在していました。希望の党は「安保法制の容認」「9条を含む憲法改定」を政治的主張の要としており、日本共産党は、当時、「与党の補完勢力」と見定めて、正面からたたかいました。希望の党に所属した個々の政治家は、その後、立憲民主党に合流し、日本共産党とも協力している人が少なくありませんが、希望の党という政党の性格は「与党の補完勢力」そのものでした。この党は、前回総選挙で比例代表で968万票を獲得し、50議席(比例32、小選挙区18)を獲得していました(その後すぐに失速・分裂し、18年5月に解党)。

 維新の会は、今回の総選挙で得票と議席を伸ばしましたが、「与党の補完勢力」の全体では、比例得票数も議席数も後退させたのです。

 そして「共闘勢力」は4年前、共闘してたたかった共産党、立憲民主党、社民党の合計と、今回共闘してたたかった、この3党とれいわの合計で比較してみると、比例得票数で1643万票から1889万票に246万票増やし、議席数で68から110議席に42議席増やしています。

 前回と今回の総選挙の結果を比較すれば、さまざまな困難や逆流をのりこえて、この4年間、国会や地域などで取り組まれた市民と野党共闘の努力の積み重ねの確かな成果が示されているのです。

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