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「五輪より命が大切」の立場にたち、中止の決断を求め続ける

志位委員長が声明発表

日本共産党の志位和夫委員長は22日、東京五輪に関する声明を発表しました。


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 「五輪より命が大切」――この立場から、日本共産党は、今年1月以来、五輪を中止し、コロナ対策にあらゆる力を集中することを求めてきた。

 五輪の開会が強行されるもとでも、わが党は、命を守ることを最優先にする立場を揺るがず貫き、開会途中でも中止を決断することを求め続ける。

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 開催都市東京の感染が、過去最悪ペースで増えるなど、国内の感染はきわめて深刻であり、すでに病床が逼迫(ひっぱく)し、医療崩壊の危機も差し迫っている。

 緊急事態宣言を出しながら、それとまったく矛盾する五輪開催に突き進んだことが、国民への誤ったメッセージとなり、感染を抑止するうえでの重大な障害となっている。

 たとえ「無観客」であっても、選手、大会関係者、警備や輸送、ボランティア、報道関係者など、数十万人にのぼる巨大イベントは、さまざまな場面で感染拡大のリスクを大きく増大させている。

 すでに選手村内でのアスリートの感染をはじめ、大会関係者の感染が連日明らかになるなど、「バブル」は穴だらけとなり、「安全・安心の大会」という日本政府、東京都、IOCの言い分は完全に崩壊している。

 世界を見ても、パンデミックは、デルタ株のまん延など深刻化している。そのもとで「世界最大のスポーツの祭典」を開催することが、世界にウイルスを拡散させる一大契機になるとの警告が発せられている。

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 「多くの人々の命にリスクをもたらしながら、なぜ五輪を開催しなければならないのか」。この根本的な問いに、菅首相は、いまだに答えられないままである。

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 以上の諸点にてらし、今回の五輪開催が間違いであることはあまりにも明らかである。この間違いは、開会を強行することで、決してあいまいにしたり、なし崩し的に容認したりすることをしてはならないものである。

 「五輪より命が大切」の立場にたち、中止の決断を。

 思想・信条の違いをこえ、この一点で、力をあわせよう。

 日本共産党は、命を守ることを最優先にする立場を貫き、国内外の多くの人々と手をたずさえて奮闘する決意である。

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