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鈴木ちか候補 初の議席実現が焦点に

激戦区の様相

「静岡選挙区は自民、民進と共産党の鈴木ちか候補(45)の三つどもえです。焦点は鈴木候補が自民に勝てるかどうかだ」。5月29日の共産党演説会で志位和夫委員長が力を込めました。参院静岡選挙区(改選2)は長く自民、民進で議席を占めてきました。同区初の共産党議席実現が焦点になっています。

演説会はかつてない注目を集め盛り上がりました。取材したマスコミは最高の15社、各地で誘い合わせチャーターしたバスには参加確認してない人も。静岡市の管理職や、ヤマハ系の元労組幹部など、これまで党と距離を置いていた人が続々と押し寄せました。

市民のなかに共産党・鈴木候補への期待が広がっています。鈴木候補を応援する勝手連「チカ・ピカサポーターズ」にも参加する「金曜アクション@しずおか」の越山哲老(さとし)さんは「浜岡原発廃炉は命の問題」と強調します。廃炉を一貫して主張する鈴木候補。「政治の場で、千佳さんに頑張ってもらいたい」と期待します。

戦争法廃止のため野党勝利へ奔走する市民団体が鈴木候補の考えを聞きたいと、共産党のつどいに参加したり、鈴木候補を読んで話を聞いたりしています。

西部ママの会の村吉洋子さんは、国民連合政府構想の提起を「新鮮だった」と感激し「野党共闘が思ったより早く進んでくれた。面白い時代に入ってきた」とわくわくして話します。「共産党はTPP(環太平洋連携協定)反対や脱原発、消費税増税に代わる財源まではっきり言ってくれるので安心できます」と多くの課題で期待を寄せました。

一方、自民現職は支持固めのため業界団体を訪問。推薦を決めている公明の票は固めているとの報道もあります。民進の新人は連合労組などの団体回りもすすめています。

党県委員会は保守層から無党派層まで関心と期待が広がっているなか、全有権者を対象に共産党の値打ちを語り比例を前面に、支持拡大の大波をおこし、議席に結びつけようと訴えています。

2016年6月14日 「しんぶん赤旗」政治・総合のページより)

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