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水陸両用車の共同訓練 県平和委が監視

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陸海自衛隊 静岡・米軍基地

静岡県沼津市の米軍今沢基地で27日、水陸両用車(AAV7)を使ったり上自衛隊と海上自衛隊の共同訓練が初めて行われました。県平和委員会と沼津市平和委員会が監視しました。

この日使用されたのは陸自のAAV7・3両と、海自の大型輸送船「おおすみ」、エアクッション型強襲揚陸艇(LCAC)2艇。AAV7は21日日本で初めて海上の航行と揚陸訓練を同基地で行ったばかりです。

本格的な訓練は午後1時ごろから。「おおすみ」から水しぶきか煙のようなものが上がり、35分か40分ほどかけて2両のAAV7が海岸の砂浜に上陸。50人以上の自衛隊員が横一列に並んで迎えました。2両とも米兵1人が一緒に乗ってレクチャーをしていました。2両は上陸後15分ほどで再び同じ時間をかけて「おおすみ」へ戻りました。

この後も同じ訓練をする予定だったのが、乗車していた隊員がハッチを開閉する際にけがをした対応が必要となったらしく中止となりました。

LCACは2両の訓練時以外は早朝から海上で高速の航行をし、1点で期待をぐるぐる回転させ揚陸する訓練を繰り返しました。午前中には酷交渉や県職員などがLCACに乗車・航行。早朝から陸にあったAAV7の1両とともに説明を受けていました。

監視した榛葉(しんば)悦郎・県平和委員会理事長は「『戦争法案』を先取し自衛隊の海外進行能力を高める『海兵隊化』の実践的な訓練を行ったのだと思います。見ていて思ったのは、AAV7は上陸までに時間がかかり、そもそも戦争に役に立たない。米軍の古い機体を1両約7億円かけて何十台も購入するなど『戦争法案』とともにムダです」と語りました。

 

(2015年5月29日 「しんぶん赤旗」東海・北陸信越のページより)

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